「好きなことで生きていこう」の違和感の正体を自分なりに言語化してみた
こんにちは、進撃する人(@mikasa_afilli)と申します。
前回書いた記事「お金2.0から読み解く個人アフィリエイターがブロガー化するべき理由」が見事にバズって1記事しか書いてませんが1万PV・読者登録33人・はてぶ67・紹介リンク2本貰いました。
読んでいただいたみなさま本当にありがとうございます。
今回、引き続き自分なりの考えをブログに書いていこうと思います。
自分で「好きなことで生きていくべき」とTwitterに書いたんですけど、実はこれ、つぶやいておいて違和感もってました。
どうしても「好きなことや続けられることをしよう!」って結論になる。
— 進撃する人 (@mikasa_afilli) 2018年2月15日
僕はこれまではこの論理がわからなくて一番手っ取り早く稼げるアフィやってたけど、今この状況を見ると論理的に説明できる。
好きなことやろうっていうのは、とても合理的なのかもしれない。
違和感を感じた理由を自分なりにまとめると
- 自分が資本主義脳だから(金稼げればオッケー)
- アフィリエイターに向けて書いていたから
多分、この2点のせいで違和感があったんだと思います。
そもそも「好きなことで生きていこう」というのは「今後は好きなことでもマネタイズをしやすくなってきたので、嫌なことをするよりも好きなことした方がよくね?」ってことなんですよね。
それに対してある程度、結果残されてるアフィリエイターさんは「嫌なこと」をそもそも外注様やスタッフ様に任せているので「好きなことで生きていこう」という言葉はあまり響かないと思います。
稼げるかよくわからない「好きなこと」をするよりも「嫌なこと」を外注に任せ、たくさん稼ぐ方がよくね?っていうのは僕も思います。
だからこそ自分でつぶやいていて違和感を感じていました。
そもそも「稼げればいいや」という思考を持っているので、別に好きなことで稼ぐより「いかに楽して稼ぐか」のほうが大事なのかもしれないですねw
もっというと、お金のことを一切心配せずに幸福になれればそれでいいんですよね。(なので報酬金額でのマウンティングは基本一切かかわりたくない・距離を置きたいタイプです)
つまりお金に縛られたくないからお金をたくさん稼ぎたいと思うわけです。
だから「あーめんどくせーはやく上位表示しろ!」といいながら被リンク打ったり、自分でしたくない作業を外注さんに任せて鼻をほじりながらタイムラインを見ていることが自分にとって一番心地いいのです。
結局、好きなことを仕事にするよりもアフィでできるだけ人との摩擦を避けて稼いだり、石油王から5000兆円もらいそのお金で好きなように生きたいというのが本音な気がします。
ただ、どうしても「稼げる」とわかっていることはレッドオーシャン化してしまう
で、これは前回の記事でも書いた通り、「稼げる」とわかっていることはすぐにレッドオーシャン化してしまいます。
本当は石油王から5000兆円貰って人生安泰に過ごしたいのですが、それは現実的に無理なので「稼げるジャンル・稼げるキーワード・稼げる方法」でひたすらゴリゴリ被リンク打って上非表示をさせていくしかなかったわけです。
しかし、それだとどうしても長期的に見てジリ貧なのは目に見えて明らかです。
なので結局、「目に見えて稼げること」から離れなければ結果的に厳しいんですよね。
僕は「アフィが目に見えて稼げること」から「少しずつ割りが合わなくなってきたうえに苦痛なこと(とはいえまだ普通に働くよりは割が合う。昔よりは、ということ)」に変わりつつありました。
もちろん、今はまだ稼げるので稼げる1~2年ほどは稼ぎ切るというのは戦略として全然正しいと思いますし、今の自分の収入源の大半はアフィです。
資本主義脳の人は「好きなことをする」のではなくて「好きなことをしたいという人に投資」をするべし
で、これまでアフィリエイトは非常に利益が出やすいので必死に取り組んできましたが2年後のことを考えると、「ほかのことに投資したほうが長期的にみて利益が出るんじゃね?」と思うようになってきたことが正直な意見です。(もちろん1年前に参入して物凄い勢いで稼いでいる人もいますので、いける人はいけると思います。)
そこで「アフィリエイト」という枠に捕らわれず、「利益が出るかわからないけど利益になるポテンシャルがある」と思うところに投資することがいいんじゃないかと個人的に思います。(もちろんアフィサイトも継続して作ってますね)
例えば僕の事例だと
- ジャンルAで自分でブロガーをする(別ジャンルで1年以上前からやってました。記事は全部自分で執筆してます。アフィ以外で少しずつですが独自経済圏の形ができてきました)
- ジャンルBでブロガーをする(全て外注様に運用してもらってます)
- 進撃する人のブログ(これは完全趣味でやってます。お金以外の価値があると感じてるので今考えてることを書きなぐってます。何か起こればいいなと思って書いてます)
- ブロックチェーン技術を使った某ブログを主婦ライターさんに書いてもらう
- インスタグラムを若い女性の方に運営してもらう(失敗気味ですが)
- 某ジャンル顔出ししないYoutuber(10投稿で向いてないと感じ損切しました)
他にも色々挑戦してます(全部ここに書けせんが)、今は「有用性価値」の部分ではなくトレンドである「内面性価値」の部分かつ自分が「面白そう。ポテンシャルありそう。」と感じるところに時間とお金を投資しているわけです。(まぁぶっちゃけまだひと昔のアフィほど稼げてませんが。数年後を見据えて期待値が1を超えるところに投資するスタンスです)
何も自分で好きなことをすればいいというわけではなくて「好きなことをして稼ぎたい、働きたい」という人に投資すればいいわけですよ。
有用性価値の部分で利益が出づらくなったため、今は内面性価値に富が集まってきているのでそちらに投資をすればいいだけです。
経済は2つに分かれるが自分の得意な経済で稼げばいいんじゃない?
自分で「ブロガー化したほうがいい」と煽ってしまったのですが、僕が言いたかったことは資本主義から価値主義へ時間もお金も投資する方向になっていった方が長期的に良いんじゃないかな、ということです。
もちろん、ブロガーに向いていない人が多いのは100も承知です。
例えばブロガーになるためには「嫌われる勇気」を持つ必要があります。
で、嫌われる勇気を持てる人ってそんなにいないです。
だからこそ誰にも叩かれないからアフィリエイターをしているわけですね。(僕もマジで叩かれたくないので某掲示板とかに書くの辞めてくださいね。書いたら全力で訴訟ビジネスに参加します)
それなら「自分の得意な経済で稼いで、それを今後トレンドになりつつある価値主義に向いている人に投資すればいいんじゃないの?」って思います。
向いていない人はブロガーにならずに「ブロガーになりたい人」に投資して長期的スパンで自由に書いてもらいSNSを自由に運用してもらうといいんじゃないですかね。
どんなに好きなことでもどんなに美味かった店でも「楽しかった」「美味かった」で終わってしまう人はどうしたら良いのか
— かわまん2 (@kawaman002) 2018年2月15日
そういえば昔、「ラーメン評論家女子大生」っていたと思います。
今は炎上して消えてしまいましたが、例えばラーメンが好きならそういう人に投資してみるのもいいんじゃないでしょうか?
女子大生ラーメン専門インスタグラマーとかラーメン大好き丸の内OL仮想通貨女子インスタグラマーとかウケそうな気もしますが笑
18歳くらいの子を捕まえて社会人になるまで運用して貰い、広告枠募集して利益出すというスタンスで行けそうな気がします。
こればかりはリサーチしていけると思ったら、投資してみないとわかりませんね。
期待値が1を超えると確信できるならサイコロを振る感覚でやってみるのもいいと思います。(自分で趣味がてら長くラーメンブログ書いていくのも価値があることだとも思いますが)
若くてこれからアフィに参入したいって人は思いきって副業で価値主義に振り切ってもいいと思う
今現在、投資するお金がない15~22歳くらいの方(特に女性)の場合、サイトアフィリエイトや転売など「儲かりそうなこと」をするよりも(自分がSNSとかブログ向いているのであれば)思い切って価値主義に振りきってみるのもいいと思います。(ライバル減らすために言ってるわけじゃないですよ。決して!)
結構、稼いでるインスタグラマー、Youtuber、ツイッタラー、ブロガーは多いですよ。
センス、才能は多少必要ですが、数年前よりもはるかに敷居が下がった気がします。
少なくとも生きていくための最低限のお金くらいは稼ぎやすくなったと思うのでコツコツと時間をかけて好きなことをやってネット上にアウトプットするのはありだと思いますね。
僕が言いたかったターゲットってこの15~22歳のSNS得意なお若い方に対して「好きなことで(副業として)稼いだほうがいい」でした。(学校通ってるなら学校通いながら、リーマンなら給料の3倍以上稼げるまでは絶対兼業でやった方がいいです。)
だから違和感を感じてたわけですね。
僕のような資本主義脳の大人は、資本主義で稼いで「好きなことをしたい人」に投資することにします。
5年後はもっと価値主義の競争が激化するのでやるなら今の内だと思います。
また今後は「お金」そのものがコモディディ化してしまい、価値が下がると言われており(お金がコモディティ化して価値がなくなってしまう理由については後日書きます)、若い人は無理にジリ貧になりつつある資本主義に突っ込むよりも自分が得意なジャンルの価値主義経済で知名度を上げて自分の知名度をお金以外の無形資産として保存しておくことが合理的なんじゃないかなって思いますね。(これが「好きなことをすることが合理的」という理由です。)
10年後以降は内面的価値も飽和し、社会的価値があることに富があつまる
で、更に先の話をすると資本主義はAIとブロックチェーン技術により飽和し、内面的価値の部分に人が殺到します。こちらのほうがマネタイズしやすくなるからですね。
- Youtuber
- インスタグラマー
- ブロガー
- その他SNSなど
そうすると、資本主義の時は「金さえ稼げれば何してもいい」という人が出てきたのと同じように「知名度が集まれば何してもいい」と過激なことをする人が出るようになります(煽って炎上したり、人に迷惑をかけるyoutuberが出たり。ちなみにイケハヤさんは超資本主義脳だと思ってます)
内面的価値に偏り過ぎることに嫌気がさした人々は次はどこに向かうのかというと、「社会的に価値があること」です。
NPO団体だったり、社会の持続性を上げるために貢献できることですね。
長期的に見ると社会的に価値があることに富が集まるようになります。
世直し、社会貢献系のバラエティ番組が増えてきた。
— web軍師 (@webgunshi48) 2018年2月19日
「池の水ぜんぶ抜く」みたいなやつね。
明らかに需要がある。
見てて気持ちがいいんだろうね。
ブロガーやユーチューバーが目指すべきはここだろう。
小さくてもいいから、社会貢献している感じがあれば固定ファンが付きそう。
実際に内面的価値の競争も少しずつですが激しくなり、社会的価値があることに対して需要が出てきたのは間違いないです。
つまり、これまでは「きれいごと」と散々言われてきた「社会的価値があるがお金にならないこと」ことが今後は「本当の意味で価値のある事」になりつつあるわけです。
「社会のためにしたい、好きなことを世の中に発信したい」という人に富が集まることは良い流れだとは思います。
まとめ
これまでは「お金にならないけど価値があるよね?」というコンテンツのマネタイズができない状況でしたけど、日に日にそういった人の心を動かすコンテンツや社会的に意義があることで収益化できるようになりました。
なので資本主義脳の人は価値主義経済に向いている人や社会的価値のあることに投資していくのが賢いし、世の中にとってもいいんじゃないかなって思ってます。
もちろん、自分自身がそういう経済に参加したいのであれば「好きなことで生きていく・社会的に価値があることをしていく」というのも全然いいと思います。
僕だって趣味でブログやってますし、別の匿名アカウントでは「自分の私見をつぶやき、書きたいことを書く、仕事と遊びがごっちゃになる」という状況になりつつあります。
「趣味で続けられる」ことで徐々にマネタイズの形ができつつあるので、金の事を考えつつも「好きなことで生きていく」を実践できているといえます。(とはいえ、まだお小遣いレベルのマネタイズです。まず実践して形にできて少しでも収益になってる時点で今のところOKと割り切ってます。)
以上が僕の考えでした。
今後、投資していくとなると資本主義に投資するのか、価値主義に投資するのかは各々の判断になります。
もちろん資本主義でマネタイズできるポイントは腐るほどあるので、そこで戦っていくのもいいと思いますし、価値主義寄りで戦っていくのでもどっちでもいいと思います。
自分の環境や性格を踏まえたうえで自分と相談しながら無理のないようにアクションを起こすのが一番いいんじゃないかと思います。